マツダが1月30日発表した2019年暦年の生産・販売実績によると、グローバル販売台数は前年比7.2%減の149万7823台と、8年ぶりに前年割れとなった。

欧州はCX-30の新車投入効果などで同7.3%増の29万2039台と前年を上回ったものの、米国がセダン系の販売が低迷し、同7.2%減の27万8552台と落ち込んだ。中国も前半に改良モデルがなかったことなどが影響して同16.4%減の22万7750台と不振だった。国内販売はマツダ2やCX-3、CX-8が低迷し、同7.8%減の20万3576台となった。

グローバル生産は同6.8%減の148万7917台と、2年連続でマイナスとなった。国内生産はマツダ3やCX-30などの新型車効果で、同1.4%増の101万0275台と、2年連続のプラスだったが、海外生産が2割落ち込んだ。メキシコは新型マツダ3からハッチバックの生産を取り止めたことから同36.4%減の11万6538台と4年連続マイナスとなった。中国は同17.4%減の22万9094台、タイが同4.3%減の13万2010台だった。