トライアンフ・モーターサイクルズは、インドのバジャージ・オートと業務提携して、新しいミッドレンジバイクを共同開発することで合意したと発表した。資本提携はしない方針。

大型バイクが主力のトライアンフ、小型バイクに強みを持つバジャージが協力して インドやアジアを含む新興市場向けミッドレンジバイクを設計・製造する。これによってトライアンフはグローバル展開を拡大する。市場投入時期は未定。

共同開発するバイクは排気量200~750ccで、新開発のエンジンとプラットフォームを採用する。インド市場では最廉価モデルが20万ルピー(約30万円)未満を目指して開発する。トライアンフブランドではエントリーモデルに位置付けて新規顧客を開拓する。

また、両社の提携事業では販売でも協力する。トライアンフが未進出の海外主要市場ではバジャージが新たなミッドレンジバイクとトライアンフ製品を販売する。トライアンフが進出している市場では、共同開発するバイクを、トライアンフのディーラーネットワークで販売する。