DiDiモビリティジャパンは、11月28日から秋田エリアでタクシー配車サービスの提供を開始すると発表した。

同社はソフトバンクと中国のライドシェア大手である滴滴出行(DiDi)の合弁会社で、タクシー配車アプリを提供している。日本では2018年9月に大阪でタクシー配車サービスの提供を開始し、現在は東京、北海道、福岡などに展開している。今回、サービスを開始する秋田エリアは国内18エリア目となる。

タクシー配車サービスを提供する対象エリアは、秋田市、由利本荘市、にかほ市、大仙市(旧仙北郡神岡町、西仙北町、中仙町、協和町、仙北町、太田町、南外村の区域に限る)、仙北市、美郷町、男鹿市(旧南秋田郡若美町の区域に限る)、潟上市、井川町、八郎潟町、五城目町、大潟村。

参加するタクシー事業者は秋田梅田交通、秋田合同タクシー、あさひ自動車、キングタクシー、国際タクシー(12月から)、新昭和タクシー、高尾ハイヤー(12月から)、光タクシー(12月から)、本荘タクシー。

秋田エリアは少子高齢化に伴う人口減少や免許返納が進んでおり、地域住民の交通手段確保が難しくなっている。DiDiモビリティジャパンでは、人工知能(AI)を駆使した素早いタクシーの需給をマッチングするなどしてタクシー需要を創出、秋田のタクシー業界の活性化を支援する。