金澤努店長(右)と 岡﨑勇太さん
店内にのぼりを立て、タイヤパンク 保証をアピールしている

 「タイヤパンク保証を開始した時、とてもいいサービスを提供できると思った」と語るのは、札幌トヨペット(沖田俊弥社長、札幌市豊平区)千歳店(北海道千歳市)営業グループの岡﨑勇太さん。岡﨑さんは同社が今年4月から開始した「タイヤパンク保証」を、自身の経験を基に、商談時に同保証の必要性を細かく説明することで、加入率を増やしている。
 タイヤパンク保証は、タイヤに損害(パンクやバースト、いたずらなど)が発生した場合、加入者は自己負担なし(工賃、廃棄費用は別途)で、新品タイヤ4本と交換ができるサービス。札幌トヨペットでは、タイヤの販売日から3年間を保証期間としている。
 同保証の開始以前、タイヤサイズが大きいSUV(スポーツ多目的車)を新車で購入した顧客のタイヤがパンクし、「交換費用がかさみ、お客様に大変な思いをさせてしまった」(岡﨑さん)と強い思いがあり、商談時はタイヤパンク保証の提案を徹底している。
 北海道は雪解けの際のパンク率が高い。雪に混じっていた釘などが路面に出て、踏んでしまうことが理由の一つ。雪解けのタイミングは、スタッドレスタイヤから夏タイヤに履き替える時期で、販売時は夏冬2種類のタイヤの購入を薦めている。「降雪地域はタイヤの履き替えが必須。短期間しか履かない夏タイヤでもパンクのリスクがある。それを少しでも良くしたい」(岡﨑さん)と、使用者目線でのサービスを心掛けている。

 同店の金澤努店長はタイヤパンク保証が始まった当初、提案するのが難しかったと振り返る。しかし、保証サービスを手掛けるゼアーウィンスリーサービス(前澤周平社長、東京都中央区)の研修を受け、「お客様に安心してカーライフを楽しんで欲しいとの思いが強くなった」という。研修以降の加入率は、6割を超える。さらに、提案の仕方など、スタッフ内でコミュニケーションが活発になってきている。
 保証を開始してから、加入者のパンク手続きはないが、店舗側としては「集客のきっかけづくりが増えた」(金澤店長)と実感している。店外で開催する展示会にもタイヤパンク保証ののぼりを出すなど、同サービスの加入促進に力を入れる。タイヤの重要性を知るからこそ「お客様にとって価値のある提案は継続する」(同)。万が一の際に安心な保証サービスの認知拡大につなげていきたいとしている。