川崎重工業は、「第46回東京モーターショー2019」に、ネイキッドバイクの新しいフラッグシップモデルとなる「Z H2」を世界初公開した。

Z H2は新設計のトレリスフレームに、998cc水冷並列4気筒バランス型スーパーチャージドエンジンを搭載する。これにフロントサスペンション「SFF-BP」(セパレート・ファンクション・フォークビッグ・ピストン)を採用することで、ネイキッドバイクに求められる軽いハンドリング性能と高剛性、高い走行性能を発揮する。エンジンはZ H2専用セッティングを施し、低中速回転域でのスムーズな加速を実現するとしている。

最高出力は147.1kW(200ps)、最大トルクが137Nm(14.0kgf・m)。インテグレーテッドライディングモードやKTRC(カワサキトラクションコントロール)、KCMF(カワサキコーナーリングマネジメントファンクション)など、数多くの電子制御を採用する。

デザインはスーパーチャージャーのエアインテークダクトを工夫することで左右非対称とし、フレームマウントのヘッドライトとともに、従来のZシリーズと差別化を図った。

インストルメントパネルはフルカラーTFT液晶で、スマートフォンとの接続機能などのサポートシステムを採用した。

カラーはメタリックスパークブラックX、メタリックグラスファイバーグレーX、ミラーコーテッドスパークブラックの3色。