デンソーテンは10月18日、画像認識AI(人工知能)を活用して、コネクティッドカーからの画像や車両データを絞り込んで効率的に収集する方式を開発したと発表した。

今回開発したデータ収集方式は、ドライブレコーダーなどの車載器に組み込んだ画像認識AIが、GPSや加速度センサー、舵角センサーなどから取得したデータと、人や車、標識など、画像に映っているモノや文字などを正確にタグ付けし、取得したいデータを詳細に指定できる。

コネクテッドカーから収集できるデータは貴重だが、すべてのデータをリアルタイムで収集すると通信コストやクラウドセンターの負担が大きくなる。今回開発した収集方式を活用することで、コネクティッドカーからの通信コストやクラウドセンターのストレージコストを抑え、効率的に必要なデータだけを収集できる。

開発した技術は10月21日~25日にシンガポールで開催される「第26回ITS世界会議シンガポール2019」のデンソーブースで紹介する。