スバル 群馬製作所 大泉工場

スバルは10月16日、群馬製作所の操業を同日の二直目勤務から停止すると発表した。

台風19号の影響で、一部取引先に浸水被害が発生し、部品が不足するため。現在のところ、10月25日を目途に操業再開を目指して被災した取引先を支援する。

工場の浸水被害が発生したのは、鋼板プレス部品を手がける一部サプライヤー。完成車を生産する本工場、矢島工場とエンジン・トランスミッションを同期生産している大泉工場も、一部の工程を除いて操業を停止する。ただ、大泉工場は米国生産拠点向けに輸出するエンジンとトランスミッションの工程は稼働する。

同社は被災した取引先に人員を派遣して支援、早期復旧に向けて協力している。スバルでは当初から10月19~22日までは操業を計画していなかった。10月25日に操業を開始した場合、計画より約1万1000台分の完成車生産に影響が出る見通し。

群馬製作所は、国内販売向け車両に加えて、米国向け「フォレスター」「XV」も生産している。