スバル WRX STI EJ20ファイナルエディション

スバルは、初代「レガシィ」など、歴代のスバル車に幅広く搭載してきた「EJ20型水平対向エンジン」の生産を2019年度内に終了すると発表した。現在、EJ20エンジンを唯一搭載している「WRX STI」の特別仕様車「WRX STI EJ20ファイナルエディション」を限定555台で、2019年12月末まで受注し、生産を終了する。

EJ20エンジンは、1989年に初代レガシィに搭載、その後「インプレッサ」や「フォレスター」「エクシーガ」など、歴代のスバル車に幅広く搭載してきた。ショートストロークが特徴で、高回転でレスポンスが高いエンジンとして評価されてきた。世界ラリー選手権(WRC)での3連覇や、ニュルブルクリンク24時間レースなど、モータースポーツでのスバル車の活躍に力を発揮してきたパワーユニット。

現在は、日本市場向けWRX STIにのみ搭載しているが、国内の排ガス規制に対応できないことから、2019年度内に生産終了することを決めた。

これに伴って、EJ20型水平対向エンジンの集大成としてWRX STIの特別仕様車ファイナルエディションを、10月25日から一般公開する「東京モーターショー2019」に出展するとともに、限定555台を2019年末まで予約を受け付ける。

特別仕様車はEJ20バランスドエンジンやゴールド塗装のBBS製19インチアルミホイール、レカロシート、6POTシルバーキャリパーを採用する。

価格などの詳細は後日発表する。