国内外でホンダや日産などのディーラーを傘下に持つVTホールディングス(VTHD)は9月20日、カーコーティングや洗車用ケミカルと機器などを手がけるKeePer技研(キーパー)と資本業務提携することで合意したと発表した。VTHDはキーパーに20%出資して持分法適用会社とする。両社は今後、キーパーの全国約6000カ所の「キーパープロショップ」ネットワークを活用した新たなビジネスの構築などを検討する。

キーパーは、ガソリンスタンドを中心に、カーコーティングのためのケミカルや機械類の開発・製造、販売を手がけているほか、カーコーティングと洗車の専門店「キーパーLABO」の運営、カーコーティング技術認定店「キーパープロショップ」を展開ししている。

VTHDはキーパーと提携、協力関係を築き、まずVTHDグループでキーパーの製品、サービスを取扱う。また、VTHDグループの海外子会社とも連携を視野に、キーパーの海外進出を支援して業容拡大を図る。

協業では営業情報・ノウハウの共有や顧客に包括的なサービスを提供するための共同提案活動、両社が強みを持つ技術・ノウハウの相互活用に向けた人材交流などを検討する。

VTHDは10月1日に約40億円を投じてキーパーの株式20.06%を取得、筆頭株主となる。

VTHDは国内外で多くの自動車ディーラーを傘下に持ち、国内での輸入車のインポーター、中古車輸出、レンタカー、住宅関連事業を手がけている。