日産自動車は9月4日、欧州で新型「ジューク」を発表した。ジュークは欧州を中心に、100万台の販売実績を持つクロスオーバー。新型ジュークはスタイルを一新し、先進技術を採用する。新型ジュークは英国サンダーランド工場で生産し、欧州市場で11月末からデリバリーを開始する予定。年内に日本市場にも投入すると見られる。

新型ジュークは、高速道路の単一車線の運転を支援する「プロパイロット」を搭載する。自動車や、歩行者、自転車と衝突する危険を検知した場合、警告・自動制御する衝突被害軽減ブレーキや、道路標識を認識して車速を調整する「インテリジェントスピードアシスト」などの先進的な安全装備を装着する。

新型車は全長、全幅、全高を拡大、室内空間を広くしながら高張力鋼板(ハイテン材)の採用で、プラットフォームの剛性を高めながら先代より23kg軽量化した。後席のニースペースは先代より5.8cm、ヘッドルームを1.1cm拡大した。

外観は特徴的な丸型LEDヘッドランプを採用し、日産車のアイコンとなっているVモーショングリルとY字シグネチャーを組み合わせたフロントデザインを採用。フローティングルーフの採用で、クーペのようなスタイリングに仕上げた。

インテリアは、ダッシュボードやドアトリムに柔らかい触感の素材を採用した。シートはアルカンターラやレザーをオプション設定する。

エンジンは1.0リッター3気筒直噴ターボで、6速マニュアルトランスミッション(MT)または7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)と組み合わせる。

新しい「日産コネクトインフォテインメントシステム」を搭載しており、アップルカープレイ、アンドロイドオートのスマートフォンのアプリを8インチのタッチスクリーンに表示できるほか、車載Wi-Fi機能を使ってパソコンやタブレット端末を接続できる。