トヨタ自動車は8月20日、法人の社有車に関する多様なニーズに対応するため、合計20種類の新しいサービス「トヨタソリューションサービス」を設定すると発表した。9月20日から順次提供
法人の社有車に関する困りごとに対応するため、管理業務をトヨタが受託する「アウトソーシングサービス」と、Webを活用して管理業務を受託する「テレマティクスサービス」を展開する。
法人客の車両管理業務をトヨタが受託するアウトソーシングサービスは、車両管理をトヨタが請け負う8種類の「車両管理BPO」サービス、車両管理からトヨタが受託して、そこから見えた法人客の課題を解決する3種類の「稼働最適化」サービス、トヨタのノウハウに基づいて安全運転を支援する7種類の「リスクマネジメント」サービスの3つで構成する。
また、新開発のWebシステム「トヨタモビリティポータル」を活用して車両に関する業務の効率化や困り事を解決するテレマティクスサービスは、リース契約情報・メンテナンス状況などの車両管理に関する情報を、法人客自身がWeb上で一元管理する「車両管理」と、通信型ドライブレコーダー「トランスログII」を活用し、営業車両の運行データを分析する「運行管理」の2つで構成する。
同社は国内での5チャンネル併売化や、カーシェア事業への参入など、販売ネットワーク改革に乗り出している。今回、社有車を保有する法人にとって煩雑な車両管理業務について、法人客の多様なニーズに対応できるようメニューを取り揃えることで、これらの需要を取り込んでいく構え。
