住友商事は7月8日、ホンダから自動車用ブレーキ関連部品を製造する浅間技研工業(長野県小諸市、山本美津夫社長)の株式を取得することで合意したと発表した。

浅間技研工業は、主にホンダ系の自動車部品メーカーである日信工業や武蔵精密工業などに、ブレーキディスク・ドラムなどのブレーキ関連部品を納入している。生産拠点は国内に1拠点、米国に2拠点、インドネシアに1拠点を持つ。現在、ホンダが82%出資する筆頭株主となっている。

自動車製造事業を拡充している住友商事は、2004年に自動車ブレーキ関連部品製造事業を手がけるキリウを買収した。今回、浅間技研工業を買収することで、キリウと連携して両社の付加価値向上を図る。

キリウと浅間技研工業を合わせた住友商事グループとしての自動車ブレーキディスク・ドラムの市場シェアは、日本・米国・インドネシアでそれぞれトップクラスになるとしている。