京阪バス、日本ユニシス、大津市は7月4日、連携してモビリティと地域の経済活動をつなぐMaaS(モビリティアズアサービス)の実用化を推進することで合意したと発表した。

京阪バスの交通事業や自動運転バス研究のノウハウ、日本ユニシスの交通、観光、流通、金融などの各業界のサービスや、システム構築ノウハウを活用して、人の移動目的と移動手段を連動して提供するMaaSの実現を目指す。

今秋に、大津市内でMaaSアプリを用いた実証実験を実施する。アプリには、目的地にシームレスでアクセスできる周遊パスを事前購入できる機能や、交通経路・時刻検索機能、観光地や飲食店、物販店などのクーポンなどを備える。これによって地域内の移動利便性の向上、誘客・周遊の促進効果を検証する。

自動運転シャトルバス、既存交通、買物、観光、飲食を組み合わせたMaaSアプリなどを通じて提供することで、サービス利用者、地域事業者のニーズを確認し、事業運営主体者の運営実現可能性を検証する。