今回の研究では、燃費の良さと性能を両立した開発を目指した。レーザクラッドバルブシートを通して燃費向上に貢献できたのは嬉しい。開発のうえでは部品や技術の汎用性確保に苦労した。海外では硫黄やエタノールなどを燃料に採用する場合もあるため、多様な燃料に対応できる部品を使うことが重要だ。さらに、エンジンに搭載する高精度な部品を環境が異なる世界中の生産現場で…