良い時代の終わり厳しい時代になった。良い時代は終わった。構造問題と外的要因は解決されず、あわせて国民意識のベース部分が崩壊している。その昔、池田勇人総理が「貧乏人は麦を食え」と言った。それは“一生懸命働いてお金を稼ぎ、白米を食べ車を持とう”との意であった。所得倍増計画とその後の列島改造論は、右肩上がりの経済とモータリゼーションの進展に大きく寄与し…