鉄スクラップ市況の悪化がリサイクル事業者の収益を圧迫している

鉄スクラップ価格の急落が自動車リサイクル業界の波乱要因になり始めた。2015年1月には全国で1トン当たり2万5千円前後で推移していた価格が同年11月には1万4千円前後まで下落。廃車ガラの出荷が収益の多くを占める事業者にとっては「死活問題になっている」(自動車リサイクル団体幹部)状況だ。「逆有償」を指摘する声もある中、リサイクル業界を取り巻く経営環…