新運賃制度導入により営収増は見られるものの、修学旅行需要などへの影響も懸念される

貸切バスに時間・距離併用の新運賃・料金制度が適用されて9カ月が経った。昨年春の新制度導入以降、全国平均の貸切バスの実働日車営業収入は6万円台を維持、前年比で3~7%のアップを図っている。値上げはじわりと浸透しているが、その一方で“バス離れ”を懸念する声も出てきている。日本バス協会は最新データとなる昨年8月の貸切バス実働率が前年の55%から41.6…