トヨタ自動車が、燃料電池関連の特許を無償で公開することを決めた。「地球規模で環境対応を図るために、他の企業と協調して普及させることを最優先に考えた」(豊田章男社長)。1992年から積み重ねてきた次世代技術だけに「本来ならば、反対だ」(加藤光久副社長)というのが当然の見方だ。ただ「これからの長い普及の道のりを踏まえて判断した」(同)。今回の異例の措…