20年後、30年後も1番でいられるか?(トヨタの燃料電池車「MIRAI」)

「自動車産業がどれほど日本経済に大きな役割を果たしているのかを知ったのは、リーマンショックの時だった」―。昨年暮れ、自動車団体首脳と意見交換した宮沢洋一経産相は挨拶の後にこう切り出した。リーマンショック当時は内閣府の副大臣だった。日本の金融機関は健全だったこともあり、さほど心配していなかったと言う。しかし、日系メーカーが異例の大減産に踏み切り、影…