ヤマハ発動機は10月6日、二輪車に採用するオールアルミ製シリンダーの材料をリサイクルアルミ合金に順次切り替えると発表した。従来のバージン材と同等の性能を実現し、同じ工程で部品を製造できるリサイクルアルミ合金を開発し実用化する。2030年には同シリンダーを採用するすべての製品で切り替えを完了する予定だ。
従来のリサイクル材は微量の不純物を含むため、金属組織や表面性状、耐食性など求められる品質基準を満たすことが難しかった。
今回、熱力学計算による材料設計をベースに台上や車両評価を重ね、リサイクル材でもバージン材と同等の機能を実現することができた。
まずは、インドネシアで生産する「NMAX」「XMAX」といったコミューターモデルから切り替えを始め、今後グローバルに展開していく。30年には同シリンダーを採用するすべての製品での切り替えを終える予定で、切り替え完了時には年間約4万7000トンの二酸化炭素排出量の削減を見込む。
ヤマハ発は50年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)実現への取り組みの一環として、30年までに自社製造で使用するアルミ原材料すべてをサステイナブル材に切り替える目標を掲げている。

















