トヨタ自動車は9月1日、大幅改良したレクサスのSUV「NX」を初公開した。内外装のデザインを変更したほか、ハイブリッド車(HV)の駆動システムやプラグインハイブリッド車(PHV)の駆動用電池を刷新した。2026年末に国内導入し、以降、各地域で販売する。
HVはインバーターのパワー半導体にSiC(炭化ケイ素)を採用することでエネルギー効率を高め、燃費性能を向上した。モーターを協調制御し、モーター走行からエンジン走行に切り替わる際の振動も大幅に軽減した。
PHVでは新開発の電池を採用し、電池出力を従来モデル比で8%、容量を30%向上した。バッテリーセルの入り方向を従来の前後方向から横方向に配置し、ボディー剛性の向上と低重心化を実現した。
ボディーは、フロア剛性を25%向上するとともに、サスペンションタワーの剛性も高めた。ハンドリングと乗り心地を向上したほか、ロードノイズも低減した。
微小な動きに対しても高い応答性で減衰力を発生させる「極微低速バルブ付ショックアブソーバー」を初採用し、路面のうねりに対して車体の姿勢を平行に保つようにした。ステアリングホイールは1センチメートル小径化し、切れ角によってギア比が変化する「バリアブルラックギア」を採用することで取り回しの良さを実現した。
外装デザインは、主にフロントとリア周りを大きく変更した。ヘッドランプは、ターンシグナルランプとデイタイムランニングライトを一体化した新形状とし、リアコンビネーションランプは両端の「L」が2つ光る「ダブルLシグネチャー」を初採用した。
内装も一新し、新デザインのステアリングホイールや透過表皮を使用した「レスポンシブヒドゥンスイッチ」を採用した。イルミネーションと音楽、空調やシート温度、フレグランスを連動する「センサリーコンシェルジュ」により、パーソナライズされた車内体験を提供する。


















