日産自動車の2025年度世界生産台数は前年度比3.7%減の290万2992台で、2年連続で前年実績を下回った。300万台を切るのは02年度以来、23年ぶり。
国内生産は同13.1%減の55万7576台だった。米国では電気自動車(EV)市場が低迷し、栃木工場(栃木県上三川町)で生産するEV「アリア」などが影響を受けた。日産自動車九州(福岡県苅田町)で生産する「エクストレイル」の北米仕様車「ローグ」は、米関税対策で米国生産を増やしている。
海外生産は234万5416台で、8年連続で前年実績を下回った。米国工場は同0.9%増えたものの、経営再建に向けて生産能力の削減を進めており、工場を統合するメキシコは同9.8%減だった。
世界販売は同4.2%減の315万9467台で、2年連続で減少した。
国内販売は同13.5%減の39万8681台で、2年連続で前年割れとなった。日産によると40万台を下回るのは1965年度以来、60年ぶり。追浜工場(神奈川県横須賀市)で生産する小型車「ノート」などが減少し、軽もEV「サクラ」などが伸び悩んだ。米国は同3.4%減の90万6136台だった。小売り販売を強化し、台数よりも収益性の改善を目指す戦略を進める。中国は「N7」など新型車が好調で、同1.7%増の66万1748台と、5年ぶりに前年度実績を上回った。
3月の世界生産は前年同月比5.4%増の25万7432台、世界販売は同7.0%減の32万8860台だった。
同社は今月、「長期ビジョン」を公表し、30年度に国内で年間55万台、米国と中国では100万台(中国は輸出先の販売台数を含む)の販売を目指すとしている。


















