スカニアジャパンが戦略公表 事業拡大へ日野・三菱ふそうが支援 空白エリアの拠点網構築 大型観光バスの導入も

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  • 2026年4月27日 05:00

スカニアジャパン(アラン・スーダン社長、東京都港区)は今後の事業戦略を公表し、自社の販売・サービス拠点が空白のエリアで、日野自動車と三菱ふそうトラック・バスの店舗網を活用する方針を明らかにした。大阪府内にあるスカニアジャパンの直営拠点は、日野または三菱ふそうの拠点に移転し、サービスの受け入れ能力を高める。また、いすゞ自動車と日野の合弁会社のジェイ・バス(西原正人社長、石川県小松市)でスカニア製シャシーを架装した大型観光バスを、2030年ごろに国内発売するとした。

日野と三菱ふそうは4月の経営統合を前に、公正取引委員会から健全な競争を確保する一環で「有力な競争者」としてのスカニアグループの育成を求められた。大型トラックで販売とアフターサービスや、大型観光バスの生産と販売、サービスの支援を求められた。これに対応し、日野と三菱ふそうはスカニアジャパンの国内事業強化に向け、幅広い分野で協業する。

同社は30年までに、サービス拠点を現在の1.7倍の80拠点、販売拠点を約2倍の40店舗に増やす目標を策定している。そこで、サービス網が空白となるエリアや、強化したいエリアで、日野と三菱ふそうの直営ディーラーを活用する。両社の地場販売店がスカニアディーラーとなることも支援していく。

スカニアジャパンの直営拠点の大阪中央店(大阪市住之江区)は27年夏までに、日野または三菱ふそうのサービス工場に移転し、都市部での整備入庫の体制を増強する。

また、トヨタファイナンス(西利之社長、名古屋市西区)の子会社で、日野も出資している商用車専門の金融サービス会社のモビロッツ(小佐野豪績社長、東京都新宿区)が、スカニアジャパンのディーラーや顧客向け金融商品を用意する。

加えて、日野と三菱ふそうは、スカニア製の大型観光バスの国内導入も支援する。ジェイ・バスはスカニアからエンジンを搭載した大型車のシャシーの供給を受けて架装。日野はこのバスの販売とサービスも支える。詳細は今後詰めるが、国内市場に適した仕様にするとともに、改良などのリードタイムの短縮にも協力する。

スカニアジャパンの25年の新車販売台数は655台で、国内での稼働している車両は3700台という。同社は30年に稼働台数を8000台に増やす目標を掲げており、日野と三菱ふそうの支援を受けながら国内事業の基盤拡大を図る方針だ。

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