国内普通トラック市場が回復基調にある。2025年度の普通トラック(積載量4トン級以上、中・大型の合計)の国内新車販売は、前年度比2.2%増の7万6187台で、3年連続で前年度実績を上回った。いすゞ自動車が国内シェア42.2%で、UDトラックスを含めたいすゞグループでは58%を超えた。今月経営統合した日野自動車と三菱ふそうトラック・バスの2社はともに台数を落としており、今後の巻き返し策が求められる。
メーカー別では、いすゞが同5.4%増の3万2182台だった。中型は同2.8%減となったものの、車両総重量(GVW)8トン以上で前年を上回った。UDトラックスも同7.2%増の1万2110台で、GVW20トン超の大型車とトラクターを中心に販売を伸ばした。
一方、日野は同2.1%減、三菱ふそうは同3.2%減と振るわなかった。日野は中型こそ同2.7%増えたが、GVW16トン以上は1割以上減った。三菱ふそうはGVW16~20トンが同88.3%減と不振だった。
車種別では、大型が同3.5%増の5万4090台、中型は同0.8%減の2万2097台だった。中型車でシェア約7割のいすゞグループは昨年11月に一部改良車を発売しており、今後さらなる台数増も予想される。
普通トラックの国内市場全体では20年以前の年8万台超えの水準には届いておらず、コロナ禍と半導体不足の影響がいまだに影を落としている。
日野と三菱ふそうは26年度、アーチオン傘下の事業会社として新たなスタートを切った。国内市場では一定の競争関係を維持しながら、台数増につなげられるか注目される。
3月の普通トラック販売台数は、前年同月比5.5%増の9223台だった。大型が同8.3%増と、市場をけん引している。

















