TDKは2月17日、フォーミュラEの東京大会「Tokyo E-Prix」のタイトルパートナーになると発表した。フォーミュラEのシーズン12 東京大会は「2026 TDK E-Prix」として開催される。同社はポルシェモータースポーツと技術提携している。そうした実績を踏まえつつ、フォーミュラEと協力して、次世代モビリティやゼロエミッション化などを後押しする。
TDKの齋藤昇CEO(最高経営責任者)とフォーミュラEのジェフ・ドッズCEOが都内のTDK本社で発表した。TDKはフォーミュラEのシーズン12全体でも「ABB FIA フォーミュラE 世界選手権」のオフィシャルパートナーとなる。トラックサイドのほか、デジタルやリアルでのブランディングが展開される。また人材育成の一環として両社で連携し、レースの舞台裏を学生らが体験できる機会を提供する。
齋藤CEOは「モビリティはTDKの人工知能(AI)エコシステムの基盤で、かねて取り組んできた。内側からイノベーションを推進することで、よりスマートで、安全で、優れたモビリティ社会の実現に努める」と抱負を述べた。パートナーに就いた背景として「当社にはベンチャーのスピリット(魂)がある。私自身、フォーミュラEを体感して、当社のカルチャーと合うと確信した。コア技術や人材でチャレンジを続け、持続可能性に貢献したい」とも言及した。
ドッズCEOは「(大会の始まった)11年前、電気自動車(EV)の年間販売台数はまだ数百台規模だった。だがこの大会はいまや、最も成長しているスポーツの1つで、テレビ視聴者は数億人もいる。日本は特に重要な地域だ」と期待を述べた。ナイトレースが予定されていることもあり「コロナ禍の終わった後のナイトライフ盛り上がりにも寄与したい」とした。
両社は「先進技術を通じて社会変革に貢献するTDKの企業姿勢は、世界初の電動モータースポーツとして数々の革新を進めてきたフォーミュラEの理念と強く共鳴する。パートナーシップを通じて、さらなる技術進化と持続可能な社会の実現に貢献する」としている。
両CEOのラウンドテーブル(円卓会議)では、電気自動車(EV)をはじめとする次世代モビリティ分野でTDKが果たす技術的役割や、フォーミュラEが進めるモビリティのトランスフォーメーション(変革)やサステナビリティ(持続可能性)について意見を交わした。


















