日野自動車は1月18日、サウジアラビアで開かれた「ダカール・ラリー2026」に出場し、トラッククラス総合15位で完走したと発表した。1991年の初参戦からの連続完走記録を35に伸ばした。参戦チーム「日野チームスガワラ」の菅原照仁代表も通算21回目の完走を果たし、同じく日野のトラックを駆った父・義正氏の記録を更新した。
今大会は3~17日、サウジアラビアを舞台に開催された。日野チームスガワラは前半こそ順調に8位付近を走行していたものの、終盤に相次いでアクシデントが発生。25年のラリーでも苦しんだトランスファー(四輪駆動の動力分配機構)のトラブルに見舞われ、最後はタイヤがバーストして三輪走行状態でゴールした。
今年は西東北日野、南関東日野、広島日野のメカニックがチームに加わり、現地で整備にあたった。南関東日野の今川博貴さんは「ゴールが近くなるにつれて徹夜作業が増え、『これがダカールか』という感じだった。大変だったからこそ達成感も大きい」と話した。西東北日野の田澤正和さんは「ダカール選抜メカニックへの道を他のメカニックにつなげていきたい」とした。
トラッククラスは近年、大排気量車が活躍しており、今年優勝した伊FPTインダストリアル(イベコ傘下)は12.88リットルの過給器付き直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載する。その中で日野は、8.866リットルと小排気量車での参戦を続けており、「リトルモンスター」とも呼ばれる。
菅原チーム代表は「結果は残念だが仕方ない。小排気量の中型車だからといってそれに満足してはいけない。もっと戦えるはずだ」とコメントした。日野の脇村誠CTO(最高技術責任者)は「出力の向上に腐心してきたが、悪路走破性を高めて平均車速を上げるなど、原点に帰って考えることの大事さを感じた」と語った。
























