藤壺技研工業(FUJITSUBO)は、得意とする排気系技術を多角的に紹介する。単なる新製品展示にとどまらず、「走り」「耐久」「安全」という3つの視点から、マフラーメーカーとしてのものづくりの姿勢を伝える内容となっている。
注目は、スポーツマフラー「VVV(ヴィダブリュ)」に内蔵される排気可変バルブのリニューアルだ。自社で設計・組み立てを行う新バルブシステムは、走行シーンに応じて排気音量と出力特性を切り替えられるのが特徴。早朝や帰宅時など周囲への配慮が求められる場面では音量を抑え、アクセルを踏み込めばスポーツマフラーらしいサウンドとレスポンスを引き出す。
会場では、ハッチバッククーペ型スポーツカー「GRヤリス」用を展示し、今後のラインアップ拡充も視野に入れる。
レースで培った技術を象徴する展示として、インコネル製エグゾーストマニフォールドも並ぶ。F1や宇宙産業で用いられる高耐熱合金のインコネルは、パイプ材としての流通がなく、素材調達から造管、曲げ、溶接までを自社で行う必要がある。
ニュルブルクリンク24時間レース「STI NBR CHALLENGE」参戦車両にも採用されており、過酷な耐久レースをノートラブルで走り切る信頼性が、その技術力を裏付ける。今回はロータリーエンジン搭載のスポーツカー「RX-7(FD3S)」用を展示し、レース直結のものづくりを間近で見ることができる。
さらに実用性の面では、一酸化炭素中毒予防排気管「SNOWKEL(スノーケル)」をリニューアルして紹介。対応テール径を大幅に拡大し、純正マフラー用とFUJITSUBO製マフラー用のサイズを展開。シリーズ初の5ドアモデル「ジムニーノマド」装着車の展示を通じ、雪道走行やアウトドアシーンでの安全性向上を具体的に提案する。






