トランプ米大統領が12月3日に米国で行った新車の燃費規制に関する記者会見で、日本などアジアで普及する小型の自動車について称賛する発言があった。昔の独フォルクスワーゲン(VW)のビートルのような小さい車で、米国ではそうした車の製造が許されていなかったが(作れば米国でも)売れると思う、という趣旨だったという。
日本のコンパクトカーを指しているのか、日本独自の基準である軽自動車を指しているのかははっきりしていない。
車を含めた、米国の物価高に対して高まる国民の不満を意識した発言とみられる。
これについて赤澤亮正経済産業相は5日の閣議後の記者会見で「(報道は)承知しているが米側との協議は行っておらず詳細は承知していない」と述べた。その上で「日本メーカーは米国で330万台生産し累計600億ドル以上を投資、雇用創出など米国社会に貢献してきた。日本メーカーの車が米国で受け入れられるなど双方のメリットがある形で普及するのが重要。今後も注視したい」と述べるにとどまった。


















