住友ゴム工業は3日、マレーシア、シンガポール、ブルネイでの「ダンロップ」商標の独占使用権を取得したと発表した。2026年1月以降は同地域でダンロップブランドでの販売を開始する。
現地サブライセンス先のコンチネンタルグループからタイヤ、チューブ、フラップに関するダンロップ使用権を取得した。取得額は非公表。同社は今年1月、欧州や北米などで四輪タイヤのダンロップ商標権を取得していた。今回の追加取得で、グローバルでの統一的なブランド展開を加速させる。インドなど一部地域では未取得のままとなる。
併せて、企業ブランドもダンロップに一本化する。社名は住友ゴム工業を維持するが、北米や豪州などの子会社はダンロップを冠する形に改称する。「ファルケン」や「スリクソン」などのサブブランドは維持する。
同日都内で実施した説明会で山本悟社長は「もう一度ダンロップがグローバルに輝いていた時代を取り戻す」と語った。

















