トヨタ、新たな戦略投資子会社「トヨタ・インベンション・パートナーズ」を設立 投資枠は1000億円

  • 自動車メーカー
  • 2025年10月2日

 トヨタ自動車は、新たな戦略投資子会社「トヨタ・インベンション・パートナーズ」(TIP)を設立したと発表した。戦略投資枠は1千億円。投資期限はなく、国内のアーリーステージのスタートアップや企業、発明家との事業連携に重点を置いた出資を行う。また、コーポレートベンチャーキャピタルであるウーブン・キャピタルによる8億円規模の「ウーブンキャピタルファンドII」(WC2号ファンド)の設立も併せて発表した。

 TIPの代表取締役CEO(最高経営責任者)には、トヨタの執行役員チーフファイナンシャルオフィサーで、ウーブン・バイ・トヨタの取締役CFOを務める近健太氏が就任した。10月1日から事業を始める。出資にとどまらず、出資先企業にはトヨタの人材やモノづくりの知見など幅広い資産を活用してもらうための協業体制も構築する。

 WC2号ファンドは、モビリティや人工知能(AI)、エネルギー、サステナビリティなどの分野において、事業拡大期にあるスタートアップを対象に20~25件の新規投資を行う予定。

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