住友ゴム、AIベンチャーのバイアダクトを買収 買収額は153億円 センシングコアのサービス加速

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  • 2025年9月2日

 住友ゴム工業は、人工知能(AI)ベンチャーの米バイアダクトを買収したと発表した。契約締結日は27日で、買収額は1億400万ドル(約153億円)。独自の検知・解析技術「センシングコア」のサービス展開を加速させる狙い。

 両社は2023年、センシングコアの共同実証を開始。24年には住友ゴムがバイアダクトに出資するなど関係を深めてきた。買収を通じ、今年10月に北米で発売予定のフリート車両向け故障予知サービスをはじめ、ソリューション商品の世界展開を強める。

 住友ゴムはセンシングコアを新たな収益の柱と位置付け、30年には事業利益100億円に育てる構想を持つ。山本悟社長は「(バイアダクトとの)さらなる連携の強化を通じて、モビリティの枠を超えたイノベーティブなサービスの創出を目指す」とコメントした。

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