JVCケンウッドは、ドライブレコーダーの出荷台数が3月に累計1千万台に到達していたと発表した。同社は2014年に、ケンウッドブランドで市販用を発売。16年からは自動車メーカー向けにも供給を始めた。18年には損害保険会社の自動車保険にも、通信機能を備えた機器を提供している。
同社では重要課題の一つとして「安心・安全への取り組み」を掲げており、この一環として交通事故の抑制や安全運転の実現に力を入れている。ドライブレコーダーの普及による効果が高いとみており、今後も事業強化を進めていく方針だ。
電子情報技術産業協会(JEITA)によると、業務用を含めたドライブレコーダーの出荷台数は24年度、前年比4.4%減の309万118台だった。前年を割り込んだものの、統計が残る16年度の145万6829台に比べると、大幅に市場規模が拡大している。