日産、新型エルグランドを発売 価格は689万円から eパワー+4WDのみ すでに6000台超を受注

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  • 2026年7月16日 10:00

日産自動車は7月16日、旗艦ミニバン「エルグランド」を発売したと発表した。全面改良は16年ぶり。価格は689万7000円(消費税込み)からで、6000台超を先行受注している。パワートレインはシリーズハイブリッドシステム「eパワー」と電動四輪駆動システム「eフォース」の組み合わせのみとなり、グレードも2つに絞り込んだ。競合のトヨタ「アルファード」はエントリー価格が100万円以上安く、市場競争力が注目される。

同日、本社(横浜市西区)で発表会を開いた。

新型車は5月末ごろから先行受注を始めており、7月上旬までに6000台超の受注を得ているという。日産は2025年秋の「ジャパンモビリティショー2025」で同モデルを初披露した後、販売開始に先立って一部販売店で内覧会などを実施していた。日産の国内旗艦モデルとして、市場でのブランドイメージと存在感の引き上げ役を担っていく。

開発に当たり「運転の楽しさ」を競合モデルとの差別化ポイントとした。パワートレインは先代の排気量2.5~3.5リットルガソリンエンジンからeパワーによるモーター駆動に刷新し、駆動方式もeフォースによる四輪駆動のみとした。電子制御サスペンションも組み合わせ、路面を問わない旋回性能と安定性、俊敏な加減速性能を実現した。第一製品開発部の一野健人チーフビークルエンジニアは「スポーティーな走りと乗り心地、静粛性を高い次元で全て達成するには今回の組み合わせがベストだ」と狙いを話す。

車体は全長4995ミリメートル(先代から30ミリメートル増)、全幅1895ミリメートル(同45ミリメートル増)、全高1975ミリメートル(同160ミリメートル増)と、それぞれ拡大した。乗員の快適性向上を目指した。

価格は「X」が689万7000円、「G」が757万9000円(消費税込み)。2グレード展開で、車内ディスプレーの大きさや内装の材質などが異なる。先代までのグレード名「ハイウェイスター」は廃止した。

高級ミニバン市場をリードしているトヨタ・アルファードは、ハイブリッド車(HV)の四輪駆動車でも581万9000円からと、エントリー価格は107万8000円安い。ガソリン車(559万9000円)の設定もある。日産の「新たな価値でミニバンのスタンダードを塗り替える」(商品事業企画部の中村智志チーフプロダクトスペシャリスト)という開発の狙いが、価格設定を超えて受け入れられるかどうかが注目される。

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