国交省、中東情勢で幹部会議 自動車修理のシンナー不足「今すぐ事業継続できなくなるものではない」

  • 政治・行政・自治体
  • 2026年4月10日 17:00

国土交通省は4月10日、中東情勢に関する幹部会議を開いた。物流、製造分野などで使用される燃料油や石油製品の供給状況について現状を確認した。一部でシンナーの出荷制限が発生し、車体整備事業者などから相談が寄せられていることに関しては、サプライチェーン(供給網)の一部で滞りが発生しているとの認識を示した。

物流業界では、燃料油の目詰まりが発生したと報告があったトラック、バス事業者など19社・団体中、4月9日時点で13社・団体で燃料油の供給が再開された。残り6社・団体も供給再開に向け調整を進めているという。

一方、車体整備業界では、修理に用いるシンナーの供給が減っているという声が挙がっている。シンナーの供給網は、石油化学メーカー、商社、塗料メーカー、卸売事業者、小売事業者などで構成され、最終的に車体整備事業者の元に製品が届けられる。

経済産業省、国交省によると、石油化学メーカーからはトルエン、キシレンなどシンナーの材料となる素材が供給されていることを確認しており、その他の領域で出荷制限が発生しているという。今後、調査を進め、該当企業に対し、安定供給への協力要請などを行っていく。

一方、車体整備事業者からの相談内容に関しては「今すぐ事業が継続できなくなるというものではない」(国交省・自動車整備課)とした。

国交省は「(燃料、石油製品の供給で国交省の担当領域で)大問題が起きている訳ではない。流通の滞りを解消すれば、基本的には問題はない」との認識を示した。

同省では専用の相談窓口を設置し、事業者から情報収集を実施していく。

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