いすゞ自動車は2月12日、大型トラックの生産機能を藤沢工場(神奈川県藤沢市)からUDトラックスの上尾工場(埼玉県上尾市)へ移管すると発表した。約400億円を投じて、今年6月から上尾工場の改修を始め、2028年の稼働開始を予定する。同年にいすゞとUDはプラットフォームを共通化した大型車の販売を予定している。今後はグループ国内生産能力を20万台へ引き上げることを目指す。
藤沢工場はいすゞの中核工場で、現在は小型から大型まで幅広く生産している。25年度の生産台数は17万台で、グループの国内生産台数(約18万5000台)の大半を占めるなどひっ迫していた。今後は中~小型車の拠点と位置づけ、効率化を図っていく。
上尾工場では約2000人が勤務しており、UDの大型車「クオン」「クエスター」を中心に、25年度は1万5000台を生産した。ラインの能力増強と近代化を図りながら、生産体制も2交代制とする計画だ。新たな塗装工場も建設して自動化を進め、環境負荷低減も図る。
いすゞとUDは提携先のボルボ・グループの技術を生かし、プラットフォームを共通化させた大型トラックを開発し、国内やアジア市場への投入を予定している。いすゞは上尾工場の同一ラインで製造することが「品質・コスト・供給安定性の観点から最適だと判断した」としている。
いすゞとUDは商品の相互保管に加え、国内販売の統合も目指している。2030年度までの中期経営計画では協業により400億円以上のシナジー効果を得られると試算している。


















