フタバ産業の2027年度中計 営業利益率5%に向け投資拡大 研究開発に220億円

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  • 2025年5月16日 05:00

 フタバ産業は、2027年度を最終年度とする中期経営計画で、営業利益率を24年度の3.4%から5.0%に引き上げる目標を掲げた。有利子負債の返済により財務体質が改善したことから、新中計のテーマを「成長投資」とし、「成長設備投資」に300億円、研究開発に220億円を投じて既存事業の成長と新規事業の強化、インド事業の強化などを図っていく。

 15日に都内で説明会を開いた。同社の売り上げは、ボディー・足回り部品が7割、排気・燃料系部品が3割を占める。30年度には世界の新車販売における電気自動車(EV)の比率が33%になると予測。EV化と中国での日系自動車メーカーの苦戦などにより、売り上げに約10%の影響が出るとみて、それぞれの事業領域で付加価値の高い製品を提案していく。

 ボディー系部品では、強みのコンピューター支援エンジニアリング(CAE)や超ハイテン材の加工技術を生かし、車両の企画構想から参入することで台当たり収益を増やしていく。国内トップシェアのマフラーは、モジュール(複合部品)化で生産効率を高めるとともに、バッテリーが大型化する分、マフラーの取り回しに苦心するプラグインハイブリッド車(PHV)にも組み込みやすいなどの付加価値を売り込む。魚住吉博社長は「成長投資の先に、グローバルでの安定成長がある。27年は売上高が若干減少するが、30年に向けて拡大する」と見通しを語った。

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