2022年4月の欧州新車販売、21%減 サプライチェーンの混乱続く 欧州自動車工業会

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  • 2022年5月20日

 欧州自動車工業会(ACEA)が18日に発表した主要18カ国の4月の新車販売台数(乗用車)は、前年同月比21.0%減の74万533台だった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で落ち込んだ2020年4月実績(同79.8%減の24万5483台)に次ぐ低水準となった。半導体不足やウクライナ情勢などから起因するサプライチェーン(供給網)の混乱が続いている格好だ。

 ドイツは同21.5%減の18万264台だった。英国は同15.8%減の11万9167台、フランスは同22.6%減の10万8724台、イタリアは同33.0%減の9万7339台、スペインが同12.1%減の6万9111台と続いた。

 また、自動車メーカー別では、フォルクスワーゲン(VW)グループが同27.7%減の17万7296台でシェアトップ(23.9%)だった。日本の自動車メーカーは、トヨタ自動車が同8.6%減の4万7184台、日産自動車が同1.2%増の1万7973台となった。

 18カ国の1~4月の累計新車販売台数は、同13.7%減の321万9858台だった。

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