安全基準非適合のシートベルト供給、タカタ継承のジョイソン・セイフティ・システムズ・ジャパン 世界シェア3割

  • 自動車部品・素材・サプライヤー
  • 2020年10月15日

 経営破綻したタカタの事業を継承したジョイソン・セイフティ・システムズ・ジャパン(JSSJ、岩満久好社長、東京都品川区)が安全基準に適合していないシートベルトを自動車メーカーに供給していたことが14日、分かった。対象期間や規模は明らかになっていないが、JSSJは国内で4割、世界3割のシェアを握るメーカーだけに大規模リコールにつながる可能性もある。

 事態の発覚を受けて、自動車メーカー各社も「車両への影響を早急に確認するとともに必要な対策を講じる」(トヨタ自動車)などと対応を急ぐ。ホンダは「情報は把握しているが、現在詳細は確認中。現在生産中のシートベルトは影響ないと聞いている」としている。

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