AGC、ガラスサイネージが京阪電車「3000系プレミアムカー」に採用 行先表示器を側窓と一体化

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  • 2020年5月20日

 AGCは、同社のガラスサイネージ「infoverre(インフォベール)」が2021年1月から運行を開始する京阪電気鉄道の3000系プレミアムカーに採用されたと発表した。車両用側窓と一体化した車外向け行先表示器としては「世界で初めての実車両採用となる」(同社)。また、車内の案内表示器にも採用された。

 同社は視認性に優れ、省スペース化が特徴のインフォベールを2013年に開発。ガラスに映像を表示する表示器として鉄道車両や駅のホームドアなどに導入している。

 独自の長距離画像伝送技術を用いて制御機能の一部を分離、外部に配置することで制御基板を小型化した。

 また、総厚26ミリメートルの複層ガラス内のわずか16ミリメートルの空間に小型化した制御基板と行先表示器を内包し、省スペース化を実現した。

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