ホンダは22日、新型SUV「WR―V」の累計受注が1万3千台になったと発表した。3月22日の発売から1カ月で月販計画(3千台)の4倍を受注した。受注構成比でエントリーグレード「X」が15%とホンダの想定(5%)を大きく上回った。新車価格が上昇する中、209万8800円(消費税込み)という買い得感が支持された。

 事前受注は2023年12月11日に始め、3月22日から展示車や試乗車を使った本格的な受注を開始した。グレード構成比はXが想定を上回った一方、最上級グレードの「Z+」が想定より10㌽低い30%だった。中間グレードの「Z」は55%で想定通り。

 購入者層の年代は幅広く、目立った傾向はみられない。購入前の保有車種も軽やコンパクトカー、SUV、ミニバンなど幅広いという。ボディーカラーの選択率は、「プラチナホワイト・パール」が35%でトップ。以下「クリスタルブラック・パール」(28%)、「メテオロイドグレー・メタリック」(18%)と続いた。