ダイハツ工業は3月29日、軽自動車「タフト」と「コペン」について、国土交通省からの出荷停止指示が解除されたと発表した。国交省の立ち会い試験などで、道路運送車両法の基準に適合していることが確認された。仕入れ先や販売店の体制が整い次第、順次生産・出荷を再開する。

タフトはダイハツ九州の大分工場(大分県中津市)、コペンはダイハツの本社工場(大阪府池田市)で生産している。本社工場は認証不正を受け2023年12月26日から停止していた。同工場が稼働すれば、すべての国内工場が稼働することになる。コペンはトヨタ自動車にもOEM(相手先ブランドによる生産)供給している。

今回、生産終了車種の初代「ムーヴキャンバス」と、軽商用車「ハイゼットトラック」(旧型)およびOEM車のトヨタ「ピクシストラック」とスバル「サンバートラック」の基準適合性も確認された。

今回の出荷停止指示の解除により、現行車種で指示が解かれていないのは、小型SUV「ロッキー/ライズ(トヨタ向けOEM車)」のハイブリッドモデルと、軽自動車「ムーヴキャンバス」の3車種となる。