国内工場はコスト競争力向上のため構造改革が急務

東日本大震災の影響から急速に回復しつつも、タイ洪水の影響が残る中でスタートした2012年。部品メーカーにとって今年こそは本来の回復軌道に戻るとの期待が高かった。しかし、蓋を開けてみれば、印マルチ・スズキでの従業員による暴動、中国での反日デモと、それに続く日本車不買が発生し、自動車産業が、世界中のあらゆるリスクに晒されている状況が浮き彫りになった。…