マツダは9日、クリーンディーゼルエンジンを搭載する5車種に新グレード「XDドライブエディション」を追加設定し、予約受注を始めると発表した。10月上旬から順次、発売する。

 「マツダ3」「CX―30」「CX―5」とラージ商品群「CX―60」「CX―80」に設定する。黒色基調の外装部品と本皮シートなどで質感を高めた。CX―30の排気量1.8リットルエンジンは燃料噴射制御を見直し、燃費(WLTCモード)は20.2キロメートルと0.7キロメートル改善させた(前輪駆動車)。

 価格(消費税込み)はCX―5が390万1700円から、CX―60が427万200円から。

 マツダは今夏から展開中のキャンペーン「技術って、愛だ。」の一環として、クリーンディーゼルエンジン車をPRしている。国内販売は今年度、16万1千台(前年度比6.2%増)を計画。米関税などの影響を受ける中、国内事業の強化を急いでいる。