日本自動車輸入組合(JAIA、ゲルティンガー剛理事長)が4日発表した8月の外国メーカー車の新規登録台数によると、外国メーカー車に占める電気自動車(EV)のシェアが前年同月比2.7㌽増の14.7%となり、単月として過去最高を更新した。ブランド別販売台数のうち、大半をテスラが占めている「その他」が前年同月比で約2.1倍の985台。EVをメインにしているヒョンデが同63.0%増の75台、BYDが同19.8%減の239台となるなど、事実上、テスラ車が輸入EV市場をけん引した格好だ。

 8月の外国メーカー車の販売台数は同0.8%増の1万6002台となり、8カ月連続で前年を上回った。このうち、EVは同23.4%増の2354台で10カ月連続のプラスだった。

 輸入車全体は、同4.4%減の2万1938台で8カ月ぶりに減少した。このうち、日本メーカーの海外生産車が同16.1%減の5936台で、2カ月連続のマイナスとなった。日本メーカーで最も多いホンダは、同48.0%減の1929台で半減した。