2025年上期(1~6月)の道内新車販売台数は、登録車と軽自動車の合計で前年同期比5.1%増の9万7221台となり、2年ぶりのプラスだった。自動車メーカーの認証不正による影響から回復が進んだことで前年を上回った。
暦年ベースで上期新車販売台数が10万台を下回るのは、2年連続。1月以降6カ月連続で前年同月台数を上回ったものの、10万台を上回った一昨年の実績には届かなかった。コロナ禍前の道内1~6月新車販売台数は11~12万台程度で推移し、一昨年23年は10万5千台だった。
新車販売台数のうち登録車は、同2.5%増の6万5720台で2年ぶりのプラスだった。1~4月は前年を上回ったものの、5、6月と2カ月連続で前年割れとなった。
内訳は、乗用車が同1.6%増の5万5905台、貨物車が同7.8%増の9482台。認証不正からの回復が進んだものの、一部のメーカーで販売台数が低迷し、全体としての回復は小さくなった。
軽自動車は、同11.0%増の3万1501台となり、2年ぶりのプラスだった。内訳は乗用車が同12.3%増の2万5627台、貨物車が同5.7%増の5874台。メーカー別では、認証不正の影響で前年の落ち込みが大きかったダイハツが同109.5%増の8552台と前年同期の2倍になった。前年同期が好調だったスズキは、同4.1%減の1万1632台と落とした。