ブリヂストンは7日、タイのカーボンブラック事業を東海カーボンに売却すると発表した。2026年度までの中期経営計画で掲げる事業再編・再構築の一環。
ブリヂストンが97%、子会社の旭カーボンが3%を出資するブリヂストン・カーボンブラック・タイランドの全株式を、東海カーボンおよび同社の現地子会社に売却する。株式譲渡契約を締結、9月30日の実行を予定する。売却額は非公表。
ブリヂストンが自社で手掛けるプレミアムタイヤなど向けのカーボンブラック開発・生産は、旭カーボンを通じて維持する。
ブリヂストンと東海カーボンはカーボンブラック取引に加え、使用済みタイヤからカーボンブラックを生成する取り組みなどで協業実績がある。