ホンダは17日、生産を終えた一部の車種向けに純正部品と同等の品質を持つ「純正互換部品」を2026年春から供給すると発表した。この部品を活用したレストアサービスも新たに始める。

 従来の取引先に再生産してもらうほか、別の企業に生産してもらったり、3Dプリンターを用いるなど、さまざまな製造・調達手段を検討し、ホンダの品質基準を満たした上で世界的に供給する。

 レストアサービスはまず、初代「NSX」を対象とする。今も国内に5千台以上の登録があるという。従来は純正部品を用いた「NSXリフレッシュプラン」を展開していたが、新サービスに移行する。対象車種も増やしていく。

 部品供給やレストアサービスの詳細は今秋をメドにウェブサイトで公開する。