スズキは5日、部品不足の影響で止めていた「スイフト」の生産を13日から一部再開すると発表した。通常稼働は16日からとなる。中国のレアアース(希土類)輸出規制の影響などで部品供給が滞っていたとみられるが、このほど部品調達のめどが立った。
スイフトは相良工場(静岡県牧之原市)で生産しており、5月26日から稼働を停止していた。部品供給不足の要因とみられるレアアースは電動車のモーターの高性能化に欠かせない材料。世界生産の7割を中国が占めており、中国の輸出制限によって欧米メーカーの一部で生産影響が出始めている。
相良工場では「スイフトスポーツ」も生産しているが、こちらはエンジン車のみのため、生産を継続していたとみられる。