2025年日本国際博覧会協会(十倉雅和会長)は29日、大阪メトロが舞洲万博パーク&ライド(P&R)駐車場と夢洲の万博会場間を自動運転レベル4(特定条件下における完全自動運転)で運行する大型電気自動車(EV)バスが接触事故を起こしたと発表した。同型のEVバスによる自動運転は一時的に運行を停止している。
事故の発生は28日午後4時31分。舞洲万博P&R駐車場の待機場内で、運転士が手動運転モードに切り替えて停車中に運転席を離れていたところ、同バスが動き出して高さ約0.5㍍コンクリート壁に接触した。回送扱いで乗客はおらず、この事故による負傷者はいなかった。
現在、大阪メトロが事故原因を調査している。同社は29日以降、当該車両を含む同型車両5台の運行を取りやめており、再開時期は未定としている。手動運転による舞洲P&Rシャトルバスは通常通り運行する。