スズキは3月24日、ばね部品などを手掛ける中央発條の藤岡工場で発生した爆発事故の影響で停止している湖西第2工場(静岡県湖西市)について、26日に一部工程を稼働し、27~28日は全面的に稼働再開すると発表した。相良工場(静岡県牧之原市)は27日まで停止し、28日に工程の一部を稼働する。両工場ともに31日以降の稼働は未定とする。
湖西第2工場では、軽自動車と小型車などを生産しており、中央発條の爆発事故で、軽「アルト」「アルトラパン」「ワゴンR」に影響が出ている。相良工場は小型車「スイフト」「ソリオ」「クロスビー」を生産している。
湖西第2工場は10日から、相良工場は14日午後から稼働を止めている。
中央発條の爆発事故は、藤岡工場(愛知県豊田市)第3工場で6日午前に発生。従業員1人が死亡し、2人が負傷。建屋も屋根など一部が損傷した。その後、安全が確認されたため、11日午後3時から被災したライン以外のすべてのラインで生産を再開。合わせて藤岡工場内で可能な代替生産を開始した。被災した生産ラインの復旧時期については未定としている。
(2025/3/24更新)